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【まだ手作業?LINE/チャット履歴を抜粋して商談要点を抽出】商談チャットの議事録作成を効率化する裏ワザ

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LINEやビジネスチャットでの商談後、膨大な履歴の中から要点を探し出す作業に時間を奪われていないでしょうか。手作業でのコピペや議事録作成は手間がかかる上、担当者しか内容を把握できない属人化の問題も引き起こします。この記事では、そうした課題を解決するため、まずはLINEの標準機能を使った簡単な効率化テクニックから、AIツールで商談チャットの要点抽出と議事録作成を自動化する具体的な方法までを徹底解説します。おすすめのAI要約ツールの比較や、導入で失敗しないためのチェックポイントも紹介。結論として、AIツールを正しく活用することで、面倒な文字起こしや要約作業から解放され、営業担当者が本来注力すべきコア業務に集中できる環境を構築できます。

目次

商談チャットの履歴管理でよくあるお悩み

LINEやSlack、Chatworkといったビジネスチャットツールは、顧客とのコミュニケーションを迅速かつ手軽にし、営業活動に欠かせない存在となりました。しかし、その利便性の裏側で、チャット履歴の管理に新たな課題を感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、多くの営業担当者やマネージャーが直面している代表的なお悩みを3つの視点から掘り下げていきます。

情報が多すぎて商談の要点を見つけ出せない

チャットでのやり取りは、商談の核心に触れる重要な会話だけでなく、日程調整の連絡、挨拶、さらには雑談まで、あらゆる情報が時系列で混在しています。商談が長期化すればするほどログは膨大になり、後から「あの時の価格はいくらだったか」「顧客が懸念していた点は何だったか」といった重要な情報を探し出すのは至難の業です。

キーワードで検索を試みても、関連性の低いメッセージが大量にヒットしてしまい、結局は延々とスクロールを繰り返す「スクロール地獄」に陥りがちです。結果として、重要な決定事項や顧客からの細かなニュアンスを含んだ要望を見落としてしまい、後のトラブルや認識の齟齬につながるリスクを常に抱えている状態と言えるでしょう。

手作業での抜粋と議事録作成に時間がかかりすぎる

チャット履歴から商談の要点を抽出するために、多くの担当者が膨大なログを目で追い、重要な部分を一つひとつコピー&ペーストして議事録や報告書を作成しています。この手作業は、非常に時間と手間のかかる非効率な業務です。1つの商談をまとめるのに30分、1時間とかかってしまうことも珍しくありません。

本来であれば、次の顧客へのアプローチや提案内容のブラッシュアップに使うべき貴重な時間が、単純な文字起こしや転記作業に奪われてしまいます。この非効率なプロセスは、営業担当者の生産性を著しく低下させるだけでなく、作業が面倒で後回しにされた結果、情報の鮮度が落ちて正確な記録が残せなくなるという悪循環を生み出します。

作業フェーズ具体的な作業内容発生しがちな問題
履歴の確認長いチャットログを遡ってすべて読み返す重要情報の見落とし、解釈の間違い、時間の浪費
要点の抜粋該当箇所をマウスで選択し、コピー&ペーストを繰り返す単純作業で集中力が低下、作業ミス(コピー漏れなど)の発生
議事録作成抜粋した情報をWordやスプレッドシートなどに貼り付け、体裁を整える報告書作成がコア業務を圧迫、作成を後回しにしてしまい記憶が曖昧になる

担当者しか内容を把握できずチームでの情報共有が難しい

商談のやり取りが担当者個人のLINEアカウントやPC内だけで完結してしまうと、その内容は完全に「属人化」してしまいます。これは、組織にとって非常に大きなリスクです。例えば、担当者が急な休みを取ったり、退職してしまったりした場合、他のメンバーは顧客との過去の経緯を全く把握できず、スムーズな引き継ぎができません。

また、上司やマネージャーは部下の商談の進捗状況をリアルタイムで把握することが難しくなり、適切なタイミングでのアドバイスやフォローアップの機会を失います。成功事例や失注原因といった貴重な情報もチーム内で共有されず、組織としての営業ノウハウが蓄積されません。このような情報のブラックボックス化は、顧客満足度の低下や機会損失に直結し、チーム全体の成長を妨げる大きな要因となります。

まずは手作業を効率化 LINEの機能で商談要点を抜粋する方法

高機能なAIツールを導入する前に、まずは普段お使いのLINEに標準搭載されている機能を活用してみましょう。これらの機能を使いこなすだけでも、商談チャットの履歴管理や要点抽出の作業は格段に効率化できます。追加費用をかけずに、今日からすぐに実践できる具体的な方法をご紹介します。手作業による議事録作成の時間を短縮し、チーム内でのスムーズな情報共有を実現するための第一歩です。

検索機能でキーワードを絞り込み履歴をたどる

日々流れていく大量のチャット履歴の中から、「あの時の見積金額はいくらだっけ?」「納期に関する最終合意はどこでしたか?」といった特定の情報を探し出すのは一苦労です。そんな時は、LINEのトーク内検索機能を活用しましょう。キーワードや日付を指定することで、長大な履歴の中からでも目的のメッセージを素早く見つけ出すことが可能です。

例えば、「見積」「合意」「納期」といった商談における重要なキーワードで検索すれば、関連するやり取りだけを効率的に振り返ることができます。また、特定の日付を指定して検索すれば、その日の商談内容をまとめて確認する際に便利です。担当者名で検索して、誰が何を発言したかを追跡することもできます。これらの検索方法を組み合わせることで、情報探索の時間を大幅に削減し、議事録作成や報告書作成の精度を高めることができます。

目的検索キーワードの例
金額・費用の確認見積、金額、費用、価格、〇〇円、請求
納期・スケジュールの確認納期、スケジュール、いつまで、〇月〇日、期限
決定事項の確認決定、合意、確定、承知、お願いします、進めます
課題・懸念事項の確認課題、懸念、問題、リスク、確認事項、ペンディング
添付ファイルの検索ファイル、資料、送付、添付、PDF、パワポ

「アナウンス」機能で決定事項をピン留めする

商談における最も重要な情報である「決定事項」は、後から探す手間を省き、常に全員が確認できるようにしておくことが不可欠です。そこでおすすめなのが、LINEの「アナウンス」機能です。これは、特定のメッセージをトークルームの画面上部に常に表示(ピン留め)できる機能です。

商談の中で合意に至った金額、最終納期、担当者のアサインといった重要なメッセージを長押しして「アナウンス」に登録しておきましょう。これにより、トークルームを開けば誰でもすぐに最重要情報を確認でき、「言った言わない」のトラブルや認識の齟齬を防ぐことができます。アナウンスは複数登録することも可能で、不要になったものはいつでも解除できます。重要な決定事項や次回のタスクなどをアナウンスしておくことで、商談の抜け漏れ防止に絶大な効果を発揮します。

「ノート」機能に商談チャットの要点をこまめに記録する

アナウンス機能が「点」の情報をピン留めするのに対し、「線」や「面」で商談の全体像を記録したい場合には「ノート」機能が非常に有効です。ノートは、簡易的な議事録や商談サマリーとして活用できる情報ストック機能です。

商談が一区切りついたタイミングで、その日の議題、決定事項、懸案事項、次回のTODOなどをノートにまとめて投稿する習慣をつけましょう。テキストだけでなく、商談の根拠となるチャット履歴の特定メッセージを引用してノートに保存することも可能です。これにより、なぜその決定に至ったのかという背景情報(エビデンス)も一緒に記録できます。さらに、画像や提案資料などのファイルも添付できるため、商談に関連するあらゆる情報を一元管理できます。ノートに投稿された内容は後からキーワードで検索することもできるため、チームの誰もが過去の商談経緯を簡単に把握できるナレッジベースとして機能します。

項目記録内容の例
商談日時2023年10月26日 14:00〜15:00
参加者【顧客】株式会社〇〇 △△様
【自社】営業部 鈴木、開発部 佐藤
主要な議題新機能Aの導入に関する最終仕様の確認
決定事項・機能Aの導入を正式決定。
・オプションBは今回は見送り、フェーズ2で再検討。
次回までのTODO【自社 佐藤】正式な発注書フォーマットを明日AMまでに送付。
【顧客 △△様】関係部署への最終展開。
関連メッセージ(合意形成に至ったチャットのやり取りをノートに転送・保存)

これらの標準機能を駆使するだけでも、手作業による情報抽出の負担は大きく軽減されます。まずはこれらの方法をチームで実践し、情報共有の文化を醸成することから始めてみてはいかがでしょうか。

劇的に効率化する裏ワザ チャット履歴からの要点抽出を自動化する

LINEの標準機能を活用するだけでも商談チャットの管理は一定効率化できますが、抜粋や要約といった作業は依然として手作業のままです。ここでは、AIなどのテクノロジーを活用し、これらの作業を自動化することで、生産性を劇的に向上させる「裏ワaza」を3つのステップでご紹介します。

AI要約ツールでチャット履歴を自動で抜粋して要約

商談が白熱し、やり取りが長くなればなるほど、後からチャット履歴を読み返して要点をまとめるのは骨の折れる作業です。特に、数百件に及ぶメッセージの中から決定事項、金額、納期、担当者、ネクストアクションなどを正確に拾い出すのは、時間も集中力も要します。このような課題を解決するのが、AI(人工知能)を活用した要約ツールです。

近年の生成AI、特に大規模言語モデル(LLM)の進化は目覚ましく、長文のテキストデータを読み込ませるだけで、人間が読解するように文脈を理解し、重要なポイントを自動で抽出・要約してくれます。使い方は非常にシンプルで、LINEや各種ビジネスチャットの履歴をコピー&ペーストし、「商談の要点をまとめてください」「決定事項とネクストアクションをリストアップしてください」といった指示(プロンプト)を与えるだけ。数秒から数分で、整理された要約文が生成されます。

手作業とAI要約の比較は以下の通りです。

比較項目手作業での抜粋・要約AIツールによる自動要約
作業時間数十分〜数時間。履歴が長いほど増大する。数秒〜数分。履歴の長さに大きく左右されない。
精度・網羅性担当者のスキルに依存。見落としや解釈ミスの可能性がある。客観的な基準で抽出するため、人的ミスを防ぎやすい。
担当者の負担本来注力すべきコア業務の時間を圧迫する。単純作業から解放され、確認・修正のみに集中できる。
要約の形式担当者ごとに形式がバラバラになりがち。指示(プロンプト)次第で、箇条書きや表形式など統一された形式で出力可能。

AI要約ツールを導入することで、議事録作成の初稿を瞬時に手に入れられます。これにより、担当者はゼロから文章を作成する手間から解放され、より戦略的な分析や次のアクションプランの策定といった、付加価値の高い業務に時間を割けるようになります。

議事録作成ツールとの連携で報告書まで一気に作成

AIによる要約は強力ですが、その結果をコピーしてWordやGoogleドキュメントに貼り付け、報告書の形式に整える作業は依然として残ります。この「最後のひと手間」まで自動化するのが、AI要約機能を内蔵した議事録作成ツールです。

これらのツールは、単にテキストを要約するだけでなく、議事録や報告書として完成させることを目的として設計されています。具体的なフローは以下の通りです。


  1. チャット履歴のインポート: テキストファイルをアップロードするか、指定の形式でテキストを貼り付けます。



  2. 自動での議事録生成: ツールに搭載されたAIが、発言者、日時、決定事項、TODOリスト、質疑応答などを自動で識別し、議事録のフォーマットに整形します。



  3. テンプレート適用と出力: あらかじめ登録しておいた自社の報告書テンプレートを適用すれば、所定のフォーマットに整形された報告書が完成します。完成したファイルは、PDFやWord、Markdownなど、必要な形式でエクスポートできます。


この方法の最大のメリットは、チャット履歴の要点抽出から社内報告用の正式なドキュメント作成まで、一気通貫で完結できる点にあります。ツールによっては、音声認識機能を備え、オンライン商談の録画データから直接議事録を作成できるものもあり、チャットと音声の両面から商談内容を記録・管理することが可能になります。

CRMやSFAと連携し顧客情報と商談チャットの履歴を紐づける

作成した議事録や商談メモは、それ単体で保管していては価値が半減してしまいます。営業活動の質を最大化するためには、それらの情報を顧客情報と一元的に管理することが不可欠です。そこで有効なのが、議事録作成ツールやAI要約ツールと、CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)との連携です。

多くのビジネスツールはAPI(Application Programming Interface)による連携機能を備えており、異なるシステム間でデータを自動的にやり取りできます。この連携により、例えば以下のようなことが可能になります。

  • チャット履歴から生成した商談議事録を、該当する顧客の活動履歴としてCRM/SFAに自動で登録する。


  • 議事録から抽出した「ネクストアクション」や「TODO」を、SFAのタスクとして担当者に自動で割り当てる。


  • 過去のすべての商談チャット履歴や議事録が顧客情報に紐づくため、担当者が変わってもスムーズな引き継ぎが可能になる。


CRM/SFAとの連携は、単なる業務効率化にとどまらず、営業組織全体に大きなメリットをもたらします。

連携によるメリット具体的な効果
情報の一元管理顧客に関するあらゆる情報(基本情報、過去の商談履歴、チャットのやり取り、提出資料など)が1か所に集約され、探す手間が省けます。
属人化の防止商談内容が担当者の記憶やローカルファイルに依存しなくなります。チーム全体で顧客の状況をリアルタイムに把握でき、組織的な営業活動が可能になります。
データに基づいた営業戦略蓄積された商談データを分析することで、「受注に至りやすいトークパターン」や「失注の原因」などを特定し、営業戦略の改善や人材育成に活かせます。
顧客体験の向上過去のやり取りをすべて把握した上で顧客に対応できるため、一貫性のある質の高いコミュニケーションが実現し、顧客満足度の向上に繋がります。

このように、チャット履歴の抽出・要約を自動化し、さらにその結果をCRM/SFAと連携させることで、単なる議事録作成の効率化を超え、営業組織全体の生産性と競争力を高める強力な仕組みを構築することができるのです。

LINEや商談チャットの履歴抽出におすすめのツール3選

LINEやビジネスチャットでの商談履歴は、放置すると膨大なテキストデータとなり、後から要点を探すのは困難です。ここでは、そんな課題を解決し、チャット履歴の抜粋と要点抽出を自動化・効率化するためのおすすめツールを3つ、それぞれの特徴と合わせてご紹介します。自社の目的や利用シーンに合ったツールを見つける参考にしてください。

手軽に始めるなら「ChatGPT」でコピペ要約

まず試してみたいのが、対話型AIとして広く知られている「ChatGPT」を活用する方法です。特別なツールを導入することなく、普段使っているLINEやチャットツールの履歴をコピー&ペーストし、要約を指示するだけで、驚くほど簡単に商談の要点を抽出できます。

例えば、「以下の商談チャット履歴から、決定事項、顧客の課題、次のアクションを箇条書きで抽出してください」といった具体的なプロンプト(指示文)を与えることで、議事録の骨子を瞬時に作成可能です。無料で利用できるモデル(GPT-3.5)もあるため、AIによる要約がどの程度のものか、まずは体感してみたいという場合に最適です。ただし、ビジネスで利用する際は、情報漏洩のリスクを避けるため、機密情報や個人情報を含まないように加工してから入力するなどのセキュリティ対策が不可欠です。

項目詳細
特徴Webブラウザから利用できる汎用的な対話型AI。プロンプト次第で多様なアウトプットが可能。
メリット
  • 無料で始められ、導入のハードルが極めて低い。
  • 要約、論点整理、ネクストアクションの提案など、指示次第で柔軟な対応ができる。
  • 特定のチャットツールに依存しないため、LINE、Messengerなど様々な媒体の履歴に使える。
注意点
  • 機密情報や個人情報を入力すると、情報漏洩のリスクがある(API経由でないWeb版の場合)。
  • コピー&ペーストの手間が発生し、完全な自動化はできない。
  • 出力された内容が常に正確とは限らず、ファクトチェックが必須。

ビジネス利用に特化した「Chatwork AIアシスタント」

国内で多くの企業に導入されているビジネスチャットツール「Chatwork」を利用しているなら、「Chatwork AIアシスタント」が有力な選択肢です。これはChatworkに標準搭載(有料プラン対象)されているAI機能で、チャットツール内で要約作業が完結する手軽さが魅力です。

長くなったグループチャットの未読部分を選択し、「AIアシスタント」ボタンをクリックするだけで、会話の要点を自動でまとめてくれます。商談相手とのやり取りが続いているチャットで途中から内容を把握したい場合や、他の担当者に概要を共有したい場合に非常に役立ちます。Chatworkのプラットフォーム上で動作するため、外部ツールに情報をコピー&ペーストする必要がなく、セキュリティ面でも安心して利用できるのが最大の利点です。入力した情報がAIの学習に利用されないことも明言されており、ビジネス利用に適した設計となっています。

項目詳細
特徴ビジネスチャット「Chatwork」に組み込まれたAI機能。チャット内でシームレスに要約が可能。
メリット
  • Chatwork内で完結するため、コピペの手間がなく、操作が簡単。
  • 入力情報がAIの学習に使われないなど、ビジネス利用を前提とした高いセキュリティ。
  • 要約結果をそのままチャットに投稿でき、チーム内の情報共有がスムーズ。
注意点
  • Chatworkの有料プラン(ビジネスプラン以上)の契約が必要。
  • Chatwork以外のチャットツール(LINEなど)の履歴には利用できない。
  • 要約機能に特化しており、ChatGPTのような複雑な指示には対応していない。

議事録作成から共有まで自動化する「AI GIJIROKU」

チャット履歴の要約だけでなく、オンライン商談や対面での打ち合わせも含めて、議事録作成業務全体を効率化したい場合には、「AI GIJIROKU」のような議事録作成特化ツールが最適です。このツールは、音声認識技術を用いて会議の会話をリアルタイムでテキスト化し、議事録を自動作成する機能を中核としています。

チャット履歴の活用法としては、テキストファイルをアップロードすることで、AIがその内容を解析し、要点や決定事項を抽出して清書された議事録フォーマットで出力してくれます。ZoomやMicrosoft TeamsといったWeb会議ツールと連携すれば、商談の録画データから音声とチャットログの両方を読み取り、より網羅的な議事録を作成することも可能です。話者分離機能や専門用語の登録機能も備わっており、手作業での議事録作成と比較して、作業時間を90%以上削減できるケースもあります。

項目詳細
特徴音声認識とAI要約を組み合わせた議事録作成の自動化ツール。チャット履歴(テキストファイル)の取り込みにも対応。
メリット
  • チャット履歴だけでなく、Web会議や対面会議の音声からも高精度な議事録を作成できる。
  • 決定事項やToDoリストの自動抽出、要約など、議事録作成に特化した機能が豊富。
  • 各種Web会議ツールやカレンダーツールとの連携で、一連の業務を自動化できる。
注意点
  • 専門ツールのため、月額の利用料金が発生する。
  • チャット履歴の要約「のみ」が目的の場合、オーバースペックになる可能性がある。
  • 高機能な分、チーム全体で活用するには初期設定や簡単なトレーニングが必要。

ツール導入で失敗しないための確認事項

LINEやその他の商談チャットから要点を抽出するツールは、営業活動の生産性を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。しかし、多種多様なツールの中から自社に合わないものを選んでしまうと、コストが無駄になるだけでなく、かえって現場の負担を増やしてしまうことにもなりかねません。ここでは、ツール導入で失敗しないために、契約前に必ず確認すべき3つの重要事項を具体的に解説します。

自社のセキュリティポリシーに準拠しているか

商談チャットには、顧客情報や価格情報、未公開情報など、機密性の高いデータが数多く含まれます。万が一の情報漏洩は、企業の信用を著しく損なう重大なインシデントにつながります。そのため、ツールのセキュリティ対策が自社の基準を満たしているかどうかの確認は、最も優先すべき事項です。

特に、以下の項目は重点的にチェックしましょう。

データの管理体制と安全性

ツールが預かったチャット履歴データをどのように管理しているかは、セキュリティの根幹をなす部分です。企業の信頼性を見極めるためにも、第三者機関による認証の有無や、物理的なサーバーの管理場所を確認することが重要です。

確認項目チェックポイントの例なぜ重要か
通信・データの暗号化通信がSSL/TLSで暗号化されているか。保存データが暗号化されているか。第三者による通信の盗聴や、サーバーからのデータ窃取を防ぎます。
データセンターの所在地国内のデータセンターで管理されているか。日本の法律が適用されるため、海外の法律(カントリーリスク)による影響を受けにくく、安心してデータを預けられます。
第三者認証の取得状況「ISMS (ISO/IEC 27001)」「SOC2」などの認証を取得しているか。情報セキュリティに関する管理体制が、国際的な基準で適切に運用されていることの客観的な証明となります。

アクセス管理機能の充実度

誰が、いつ、どの情報にアクセスできるのかを制御する機能も不可欠です。従業員の役職や担当業務に応じて、アクセス権限を柔軟に設定できるツールを選びましょう。

  • IPアドレス制限: 許可されたオフィスやネットワークからのみアクセスできるように制限する機能。
  • 二段階認証: ID・パスワードに加えて、スマートフォンアプリなどで生成される確認コードの入力を求めることで、不正ログインを防止する機能。
  • 操作ログの記録: 「誰が」「いつ」「どのデータにアクセスし」「何をしたか」を記録する機能。不正アクセスの追跡や内部不正の抑止力になります。

費用対効果は見合っているか

ツールの導入には当然コストがかかります。支払う費用に対して、どれだけの効果(リターン)が見込めるのかを事前に試算し、投資対効果(ROI)を冷静に判断することが大切です。単に月額料金の安さだけで選ぶのは避けましょう。

コスト構造の確認

ツールの料金体系は様々です。自社の利用規模や使い方を想定し、トータルでかかる費用を把握しましょう。

費用の種類確認すべきポイント
初期費用導入時に発生する一時的な費用。無料のツールも多い。
月額・年額費用ユーザー数に応じた課金か、データ量や機能に応じた課金か。チームの増員計画なども考慮して試算する。
オプション料金標準機能で十分か、CRM/SFA連携や高度なセキュリティ機能など、必要なオプションを追加した場合の総額はいくらか。

削減できる工数と創出される価値の試算

ツール導入によって得られる効果を具体的に数値化することで、費用対効果を客観的に評価できます。例えば、以下のような観点で試算してみましょう。

【工数削減効果の試算例】

  • 現状の作業時間: 1回の商談チャット履歴の確認と議事録作成に平均30分かかっている。
  • 商談件数: 営業担当者1人あたり月20件の商談を実施。
  • 月間削減時間: 30分 × 20件 = 600分(10時間)/ 1人あたり
  • 人件費換算: 時給3,000円の担当者であれば、月々30,000円分のコスト削減に相当。

この削減効果に加えて、情報共有の迅速化による営業機会の創出、ノウハウ共有によるチーム全体の営業力向上といった、金額に換算しにくい「質的な価値」も考慮に入れることが、より正確な投資判断につながります。

チームメンバーが使いこなせるか

どんなに高機能で費用対効果の高いツールでも、実際に利用する現場のメンバーが使いこなせなければ意味がありません。「導入したはいいが、誰も使っていない」という事態を避けるため、操作性やサポート体制の確認は必須です。

直感的な操作性(UI/UX)

ITツールに不慣れなメンバーでも、マニュアルを熟読しなくても直感的に操作できるかどうかが、定着の鍵を握ります。特に、普段から使い慣れているLINEやビジネスチャットと近い感覚で操作できるツールは、導入後の浸透がスムーズに進む傾向にあります。

無料トライアル期間を活用し、実際に複数のチームメンバーに試用してもらい、「分かりにくい」「面倒だ」といった声が上がらないか、フィードバックを集めることが非常に重要です。

導入・運用サポート体制の充実度

ツールをスムーズに導入し、運用を軌道に乗せるためには、提供元のサポート体制が欠かせません。トラブル発生時や不明点があった際に、迅速かつ的確なサポートを受けられるかを確認しましょう。

サポートの種類チェックポイント
導入支援(オンボーディング)導入目的の整理や初期設定をサポートしてくれるか。チーム向けの説明会を実施してくれるか。
問い合わせ対応日本語によるチャット、メール、電話でのサポート窓口があるか。対応時間は自社の営業時間と合っているか。
マニュアル・FAQヘルプページやFAQサイトが整備されており、情報が探しやすいか。動画マニュアルなど分かりやすいコンテンツがあるか。

これらの3つの視点から総合的に評価し、自社の課題解決に最も貢献してくれるツールを選定することが、商談チャットの履歴活用を成功させるための第一歩となるでしょう。

まとめ

LINEや各種ビジネスチャットでの商談履歴は、情報が流れやすく、後から要点を見返すのが困難になりがちです。手作業での抜粋や議事録作成は時間がかかるだけでなく、情報の属人化を招く原因にもなります。

本記事では、まずLINEの標準機能を使った手作業の効率化策を紹介しました。しかし、商談の生産性を飛躍的に向上させるためには、AI要約ツールなどを活用した自動化が最も効果的な解決策です。チャット履歴を自動で要約・抽出し、議事録作成までをシームレスに行うことで、担当者の負担を大幅に軽減し、チーム全体での迅速な情報共有が可能になります。

ChatGPTやAI GIJIROKUといったツールを導入する際は、自社のセキュリティポリシーや費用対効果、メンバーの使いやすさを十分に検討することが成功の鍵となります。この記事を参考に、自社の状況に最適な方法を見つけ、商談チャットの履歴活用を効率化することで、ビジネスの成果を最大化させましょう。

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この記事を書いた人

AIビジネスカレッジのメディアサイトでは、業種や職種を問わず、日々の業務改善に役立つ「汎用AI活用ノウハウ」をお届けしています。単なるAIの使い方ではなく、実務の課題解決や成果創出に直結する実践型コンテンツが特長です。隙間時間で学べる動画講義や現場で活かせる実践カリキュラムを活用し、学びを深めながら定着させる情報発信を行っています。AIトレンドや活用事例も随時発信し、皆さまのビジネス変革を支援します。

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